春1.5

無事誕生日を迎えたこともあり、遅ばせながら春の絵である。

春一番が吹いたのはあまり気づかなかったが春1.5あたりが吹いたのは気づいた。そして思う。春ゆえにたいそう眠たい季節である、と。

spring tide

spring tide

イメージは大好きな映画「シッピングニュース」(ラッセハルストレム監督)、何回も途中で寝てしまってなかなか完走できなかった「惑星ソラリス」(アンドレイタルコフスキー監督)を見た影響が大きい。シッピングニュースの主人公(ケビンスペイシー)がベットで寝ていると水が溢れて海に飲み込まれるシーン、惑星ソラリスでのオープニングの藻、ヒロインの凍って瀕死になるシーンが印象に残っていたのである。

眠りを水に浸かるというイメージで描いた何とも安直な作りである。非現実的な絵にしたかったためキャラクターの顔が天地が逆になるような構図で描いた。春イコール桜という表現も恥ずかしげもなく使ってしまう。

p-modelの名曲(特にライブバージョンが)tideを聴いている際に、ふと「spring tide」という文字列を検索してみると高潮という意味というのがわかった。春の日に偶然聴いていた音楽のタイトルが潮が満ちるという意味の単語になるので非常に運命めいたものを感じた。


飄然と、神奈ぶら(神奈川ぶらぶら)。

インザルーム

曇天なり。

2月10日(火)、珍しく振休(振替休日)というものを頂いたので飄然と旅をしたいと思った。どうでもいいけど最近、町田康さんの「東京飄然」を読んでから町田節に憧れて、やたら飄然という単語など使ってみたくなっている(こうして特に文才がない者が使うと全然高踏的じゃないけれど)。

普段、朝が苦手な自分もこういう日は朝から行動したくなってしまうらしい。7時起き朝ごはんを食べて電車。二子玉川で降りてスタバに寄る。主婦や学生などがいる。1日の計画を確認しようとしていたのだが、暖房が当たらないところに座ってしまったため、非常に寒い。

あまりにも寒かったので、すぐ出る。スタバにはよくよく縁が無い多田。ちょっと早かったが目的地へ行くことにした。駅から徒歩10分の玉川大師である。
tamagawa
なぜここか。
先日、いつもお世話になっているみずさわ珈琲(http://orange.zero.jp/mizusawa.rose/)のマスターから聞いたお勧めスポットなのだ。「15分でできるお遍路」が売り文句。

効果あるのか?それ。

なにやら境内の地下に迷路のような場所があり、暗闇の中を手探りでゴールを目指す胎内巡りが体験できるというのである。うん、都心にありて異空間なり。興奮しないはずがないわけで、早速いってみた次第。

まず神社の入り口が迷う。あまりにも迷ったので神社の前で神社に電話して教えてもらった。そのまま正面から入ればよかった。よくわからないまま、お遍路のお話とガイドを聴く。紙に名前を書き、お金をおいてサンダル履いてさあ行かん。

おお、暗い。

噂通り真っ暗闇である。壁伝いにゆっくり迷路を進む。ちょっと傾斜がついていてなかなかスリリングである。自分はタッパがあるので、天井にぶつからないかが心配で怖かった。途中、明かりが灯されている広間に出る。絵が飾ってあったり、仏像様が山ほど飾ってあるゾーンで適宜お祈りしたりとゆるーくもお遍路を堪能。最後にお遍路完了の証である銅鑼を控えめに叩いて終了。

四国に行かずともお遍路達成。
闇の中で壁に埋め込まれた仏を触れたら今年1年良い感じになるらしかったが、完全に忘れていた。
外に出たら、また10分ほどしかたっていなかった。

うむむ。計画ミス。
本当はここである程度時間を使ってからオシャレに二子玉川でランチして優雅に高島屋で買い物して帰る計画であったが、なんか全然時間かかんなかったのである。昼間でまだ2時間以上もある。

どうしようか考えていた時、玉川大師のおかげでちょっと別の神社にも行きたいなという衝動に駆られた僕は、ふと頭に浮かんだ伊勢原の大山阿夫利神社に向かうことにした。

さあ旅だ。神奈川県でも知らないところに行くのはとてもわくわくする。

早速電車に乗る。東京から遠ざかる路線は平日は空いていて読書を満喫できた。ぼーっとしていたので途中路線を間違えるなりなんなりして30分ほどタイムロス。まあいいや。

伊勢原駅に到着。山が近い。実家みたいな長閑さであるなあ。しかしまあ2月だからか、昼間から学生の多いこと。普段昼間に外をうろつくことがないからか、街にこんなに学生がいるのかと改めて驚嘆してしまった。都会の学生にビビる社会人2年目。

駅からはバス。おばあちゃんたちと山の方へ向かう。大山ロープウエイ(終点)まで乗っていたのは自分ひとりだけだった。大丈夫かな?ちょっと不安。昼を食べていなかったのですぐそこの飲食店で御飯、カツ丼を喰らう。普通。もっと店を調べるべきだったであろうか。まあいいや。

バス降りたところからすぐロープウエイで山頂まで行けるものだと思っていたのだが、乗り場まで結構歩いて登らなければならなかった。ひたすら登る。途中、有名なお土産のコマやみたらし団子なぞ商っている店が軒を連ねていた。

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ガンガン無視して乗り場を目指す。結構汗かいた。着いたときにちょうどロープウエイが出たところだった。今日はなんかリズムが悪いぞ。20分待った挙句に乗る。急勾配を駆け上がる。ほほほ、高いところは面白き哉。

2

着いた先にはまだ雪が残る仏閣がそびえ立っていた。

3

うん。目的は達成するまでの過程が楽しいものだな、とは多田の言葉である。フィンランドのヘルシンキで歩き回った時の思い出が蘇ってきた。おみくじは小吉だった。即、結んだ。

帰りもロープウエイの発車に間に合わず、山頂のお茶屋で一服。団子を食う。うむ、普通。

帰りは今までの不運の分、バス、電車、全ての時間がうまい具合に合っていつの間にか家。

さて、また明日から頑張るのである。


サンミア the Amptee。

サンミア the Amptee

お品書き

【ライブ、ノモノスとイミュームでの折茂さん演じるサンミア嬢が妖艶でとても美しかったので絵にしたいなと常々思っていた。たまたま作成してあったラフ画とガジオ文化祭出展のタイミングが合い、これは運命だと感じて作成。バックは先日の平沢氏のライブ、ハイブリッドフォノンのCGにインスパイアされ、ゴミ、廃墟、工場が花のように咲いているイメージを描いた。あまりうまくいっていないけれども。よくよく考えるとポーズはアルバム「SimCity」の十字架にどことなく意識がいっているように思う。とにかく足をきれいに描かねばという思いで臨んだ。背景はフランクステラの彫刻リュネヴィルが元ネタ。幼いころ父親に連れられて行った佐倉市美術館の思い出が急に出てきた次第。】

 

昨年度から行われていたガジオ第二回文化祭にこの作品を出させてもらっていた。先日、搬出作業のため会社帰りにその足でつくばへ。つくばEXには本当に感謝である。寒空の下、暗闇にそびえたつH2ロケットを眺めつつ、ガジオへ向かった。

文化祭の間は、高橋かしこさんが企画されたトークイベント「ニューウェーブとは何だったのか」を2回拝聴させてもらうためガジオをうかがう機会があった。とても素敵にかざっていただきありがとうございました。

しかし個人的には悔しい。周りの方々の情熱ある作品に対して自分の絵はどうか。何か新しい表現をしたか?あっと驚かせるようなものができただろうか、ううん、もっと頑張らねば。いろいろ勉強させてもらえる良い機会になった。

ガジオさんのおかげで新たな人脈とやる気をいただいた。切実にやってよかった。次回はもっといいものを、面白く新しいものを製作せねばならないな、一年の目標である。

ps:今月はノモノスとイミュームのDVD発売だあ。もうワクワク。

・・・いけない、サンミアが目を覚ました。

 


最近の制作物。

学生時代のアルバイトで知り合った先輩の結婚式の為、ウェディングボードを制作した。

ウェディングボード

うん、印刷でもいい色がでて良かった。

京都府立大学の環境・情報学科の学科説明用パワーポイントを制作した。お世話になった先生方に恩返しができること、非常に光栄に思う。この学科、この大学がどんどん栄えてくれると嬉しい。

この学科は大学に入ってから5つの理系科目から自分の選択肢を決めることが出来る非常に珍しい学科である。大学時代に何をするか迷ったりいろいろなことを経験してから総合的に進む道を決めたい人にはぴったりの場所。小さい大学なので非常に先生との距離が近いのも魅力。

パワーポイント


夏がきた。

夏はいい季節である。

夏は夜更かしをする季節である。夜更かしをしていると、大学生の時の昼夜逆転生活をしていた夏休みが思い出される。毎日松屋に行っていたことも思い出される。ドイツ留学も思い出される。

感慨にひたるのである。

さて、夏服がいい感じの季節なので小生も絵をば描かせて頂く所存。フルーツクリップHP

元々4人くらい描くつもりが増えて増えてこんな感じになってもうた。

楽しくかけたのでよし。

 

 


6月のこと。

ゲリラ豪雨であまりつゆらしくない梅雨の到来。そろそろ夏の日本である。

京都での学生時代、4年間バイトをさせてもらった清水商店という居酒屋がある。

今年で20周年を迎えるということで、DMを製作させていただいた。

20周年DM_表(カラー) 20周年DM_裏(カラー)

格子と円のイメージ。着物と帯と髪のイメージを交えつつ、かぐや姫をほうふつとさせるイメージになった。デザインというものはただ単に絵を描けばいいというものではないということを学ばせていただいた。非常に個人的に勉強になったお仕事でありました。

京都に行った際は是非お立ち寄りください。おいしいおばんざいと暖かい店長とスタッフが待っています。

http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26000046/

 

 

 


4月のこと。

展覧会のはなし。

京都で学生時代を過ごしたわけだが、そこで知り合い、展覧会をやらせていただいたギャラリーがある。

ギャラリー知

ここで春の展覧会が催されることになり、誘っていただいたので小さい作品を2点、出させてもらった。

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出した作品は二つ。こちらである。

「ミニクーパン」

パン

パンが好きなので、パンを食べてる絵を描きたかったという衝動で生まれた絵。あとは駄洒落である。

「旅の終わり」

印刷用

難破した船、廃船などの巨大なものが朽ち果てている姿に心打たれることが多い。描きたかったイメージを具現化できてよかった。ミュージシャン、ハンバートハンバートの「アメリカの恋人」という歌に感化された気がする。

この時期は堤監督の「トリック」をテレビシリーズからすべて見た影響もあり、男女二人の絵を描きたかった記憶がある。劇場版の「霊能力者バトルロイヤル」のエンディング、月恋歌は名曲だとおもふ。

あとはなんだろ、とにかくグロテスクだったり変な物を描いてビジュアルでインパクトを出したような絵は描きたくなかった。つまらなくても、温かいイメージの絵を描きたかった。

描いた二つの絵は両方A面のシングルCDのようだとおもった。カップリング的な。

うれしいことに「旅の終わり」は買っていただけた。オーストラリアの方に。

感化された曲「アメリカの恋人」に運命性を感じた。

仕事以外で自分の描いた物をいいと言ってくださり、ほしいと言ってくださって心底嬉しかった多田である。あまりに嬉しかったので似顔絵も描いて送ってしまった。

直接会ってお礼にいけなかったのが残念であった。


我が家に姫が,やってきた。

どん!

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KUOTA KURARO、麗しのクラーロ嬢である。

説明しよう。

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↑2次元。↓現実(3次元)

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なんと美しいフォルムであろうか。

個人的お気に入りポイント↓
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うふふ。

さてさて,というわけでロードバイクを買ったのである。

2週間前,ふとした衝動から某スポーツバイク店へ足を運んだ。
初めは,大学時代と同じような赤い自転車を求めていた。
ネットで調べてスイスのBMCの自転車がかっこいいなーと思っていたのだが、
店舗に行ってみると欲しかったシリーズは完売(といっても欲しかった機種は2011年モデルなのでそらないわな)。
売られてるのは完全に予算オーバーなものだったので残念だがあきらめることにした。

丁寧に対応して下さった店員さんにいちからメーカーや自転車の構造を聞きまくり、
自転車を知った気になって、居続けること2時間。

選択肢の沼で溺れかけていた、丁度そんなときである。

2013年モデルの

KUOTA KURARO(クオータ クラーロ) 105仕様kk6

まあ一目惚れである。

デザイン個人的にビビットきた。かっこよかった。

細身でスタイリッシュな感じなのだが、ダウンチューブやシートポストがでかいので凄い存在感がある。ワイヤーがフレーム内に内蔵されていたり、細かな気くばりが随所になされている。
好感の持てる仕事だなあと思った。こういう細やかな工夫がとても好きだ。

色のバリエーションがこの一台のみで、他の色を検討することができなかったのが残念だが、この白黒のカラーは先日の平沢進氏のライブと重なるところがあっていいじゃないか、縁がある。

大きさもたまたま自分のサイズに丁度いいものが一台だけ残っていたのである(好きな車種でも身体の大きさにあったサイズがない場合がある)。

予算がちょっとオーバーすることになったが、まあそんなことは関係ないのである。

好きになってしまったら止められないのだ。

もう一台、リドレーの真っ赤なフレーム(フェニックス)も気に入っていたのだが、一日考えてクラーロに決めた。

余談:オレが店に来る10分前ぐらいにたまたまラジオ収録で「弱虫ペダル」の某クライマーの声優さんがきてこのリドレーを買って行ったらしい。
というわけでこの自転車もサイズ合うのがこの一台のみだった。これは迷うっショ。

いろんなメンテナンス部品やらパーツを買いかい、納車を待つこと2週間。

----そんなんこんなで2月1日----

納車後は早速、持って帰るために新宿から神奈川の家まで14キロを走ることになった。

まあ、速い速い。
原宿や渋谷の人混みの中をかけ抜けるのは中々大変だったが、何もない道はこげばこぐほどグングン進むのである。

楽しいい。

地図も無しにノリで進んでいったら案外着いてしまった。
しかし、やっぱり専用のウェアを着ないとおしりが痛いな。

さて、今はとにかくただ走るだけで面白いのだが、今後は目標を立ててロングライドに向かいたいのである。
今年のゴールデンウィークは千葉の実家まで自転車で帰省しようと思う。約100キロだが何とかなるだろう。
京都の自転車乗り友(兼絵描き)と京都-東京間を縦断するのは野望である。

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台風な一日。

連休は天候があまりよろしくないからに。部屋で楽しくお絵かきなのである。

普段、何かを作らなきゃという思いばかり先走ってしまいがちだが、たまに作りたいアイデアが降ってくるとそれはもう形にしたい一心で寝る間も惜しんで作業したいものである。

今回はそれだった。

頼まれた絵を描こうとアイデアを練っているとき、たまたま別のアイデアが浮かんでしまい、それがとても実現したいものだったので欲望に身を任せて描いてしまったわけだ。

「東方」という同人世界ではメジャーなジャンルのキャラクターと最近流行の「艦これ」というものを合わせてみた。

アイデアからラフはすぐにおこせた。ラフを今度は線画にする。近年のパソコンでのお絵かきは線画が重要である。うまいこと線画を描ければ作業的にも早くなるし楽になる。パソコン内でも線画は描けるが少しでもアナログ要素を残すために、また自分の技術アップのために僕は線画は極力シャーペンで描く。

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出来た線画はパソコンにスキャンで取り込む。

いくらきれいにかけた線画でも、データとして取り込むと白地部分にゴミが入ったりして作業の邪魔になるので消しゴムで消す。でも。この汚れがアナログの良さでもあるので、きれいにするか雑にするかは表現の仕方にもよる。今回は汚いとやだなと思ったので丁寧に掃除。そしてちょこちょこ線画も修正。やっぱりいいものがかけたと思っても、よくよく見てみるとミスが多く、まあ完全に治すとまではいかなくても少しは手直し。これがパソコンのいいところである。

画像処理ソフトで黒と白のコントラストを上げ、線画を白い背景部と鉛筆部分に分ける。そして色塗り。

まずは単色を各部に配置していく。僕は描きたいところからガンガン描いてしまうタイプなので、完成系のイメージがあるところは積極的にブラシを入れて作りこんでいく。

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キャラクターはどんどん手を入れ、バランスを取りながら周りのパーツを仕上げていく。アイデアが形になれば満足してしまう僕は、このあたりで完成でいいのだが、まあ作りこむという鍛錬も怠ってはいけないのである。描いていくと面白い発見や新たな技術に出会えるので面白い。絵描きは楽しいな。

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で、完成。完成系は一応すべて塗り終わった後、さらに4パターンぐらい処理を考えてみる。すべてを見て雰囲気をいじくる作業。今回はそのまま何もエフェクトを加えないものが一番よかったのでこれで完成系となった。

久しぶりにお絵かきをしたので、本当に楽しく描けた。また、いつもはテクスチャに頼って技術的な進歩がなかったが今回は新たな描き方を覚えることができた。